法人紹介
クジラヒストリー
1990年代の初頭、まだ、発達障害の概念も定まらず、支援の施策も皆無同然、その存在さえも一部の学者が唱えていた時代に、発達障害児(広汎性発達障害)を抱えた二人のお母さんが、子どもたちが生活し、学び、暮らしていく身近な地域で発達障害の理解と支援の輪を広げるための組織作りを始めました。
そして発達障害児の親、保育者・教育関係者を対象として1994年2月に『LD児・者を考える会「くじら」』を設立しました。地域に根ざした「くじら」の様々の活動は、多くの人達の理解と支援を得て、教育行政をも動かしていくことになります。昭島市教育委員会は国や都に先駆けて、発達障害児の理解と配慮のためのパンフレットを作成し、教職員一人ひとりに配布しました。その後、発達障害児を対象とした通級指導学級の設置もしました。当時、発達障害児(知的障害児は含まず)に特化した通級指導学級は先駆的な取り組みでした。こうして教育行政では、理解と支援が進んでいきました。
やがて子どもたちが成長し社会に出ていくと、就労という大きな壁が立ちはだかりました。社会に出た彼らを支える仕組みをどうしたらよいか、「くじら」のメンバーでプロジェクトチームを編成し、この課題に着手して行くことになります。
彼らが就職し、働き続けるための支え。障害者と企業の橋渡しになり、雇用する側もされる側も良い関係を長く保っていく支援。それは発達障害者のみならず、身体障害者も知的障害者も精神障害者も必要としていました。「くじら」が出した結論は「全ての障害者が安心して働き続けるために、昭島市に障害者就労支援センターをつくりたい!」「くじら」のプロジェクトチームは地域の福祉団体に働きかけ、障害者就労支援センター設立に向けて活動を始め、市内の福祉団体の協賛を得て検討を重ねていきました。やがて、企業や学者、教育関係者等からも協力の手が差し伸べられ、障害者の就労支援事業は昭島市の障害福祉施策として取り上げられることになります。
このような歩みを経て、一般就労を目指す全ての障害を持つ人に対する就労支援及び生活支援に関する事業を行い、もってその自立に寄与することを目的とする団体として2002年7月に「くじら」とは別組織の「チャレンジド ステーション クジラ」を設立しました。その後、2003年12月に法人格を取得し、「障害者一人ひとりのニーズに応じたオーダーメイドのサポート」をコンセプトとして事業を行っております。
法人概要
名称 | 特定非営利活動法人 チャレンジド ステーション クジラ |
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設立 | 2003年12月2日 |
事業 | 区市町村障害者就労支援事業 |
所在地 | 〒196-0003 東京都昭島市松原町3-6-7 アートヒルズ105号 |
電話 | 042-569-6433 |
ホームページ | http://www.9jira.com |
アクセス
JR 青梅線 拝島駅下車 南口 徒歩10分
- 拝島駅南口を出て駅を背にし、駅前通りを左へすすむ
- 1つ目の信号を左へ曲がる
- しばらく直進、2つ目の信号の手前にあるパーキングの看板のある家と音楽教室の家の間を左に曲がるとすぐに、 正面に5階建てのマンション「アートヒルズ」があります。
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